ブエノスアイレスの風(初日)
2008年11月1日、宝塚歌劇団星組東京特別公演、(日本青年館大ホール)
「ブエノスアイレスの風ー光と影の狭間を吹き抜けてゆく・・・ー」
作・演出:正塚晴彦、主演:柚木礼音
「みなさま、ようこそ・・・」柚木礼音クンの挨拶アナウンスが流れる。
と、同時に拍手が!
通常は宝塚バウホールが最初で、その後東京公演となるのだけど、これは東京での方が先。ということは東京での初主演、ということになるのかな?
ファンとしては嬉しいよね。わかるわかる。
柚木クンの初舞台は、平成11年雪組の「ノバ・ボサ・ノバ」。月組に配属され、同作品の新人公演では“出世役”といわれるドアボーイに抜擢(ばってき)。
で、いつから星組だった?
最近は異動が激しく、私も一作品1公演しかみないので、初日も楽もわからない。
この「ブエノスアイレスの風」は、紫吹淳主演で1998年にシアター・ドラマシティー(大阪)が初演で、今回は10年ぶりの再演となる。
たぶん東京にこなかったような気がする。というのは観た記憶がないから。
東京にきた作品は大抵観ている。
ダンスが見所のこれは、ダンサー紫吹淳のために書かれたとも言われていた。
ストーリーはというと、1900年中ごろのブエノスアイレスで、軍事政権が倒れた後のお話。
政治犯として獄中にいたニコラス(柚木)が釈放されるところから始まる。
ニコラスは街のタンゴ酒場でダンサーとして雇われる。
そして新しく人生を始めるはずだったが・・・。
昔のゲリラ仲間リカルド(和涼華)と出会い、リカルドの銀行襲撃計画に巻き込まれそうになる。
リカルドの計画を知ったニコラスは、それを止めようとするが、リカルドは受け入れない。
そして仲間との争いのうち、リカルドは誤って銃でうたれて死ぬ。
ニコラスはその騒動に巻き込まれるうちに、新しい人生を歩みだすための、ダンスのオーディションを受けることができなかった。
随所にタンゴが盛り込まれ、ダンサー柚木を楽しむことができた。
彼女のダンスは、男役として決まることのできるカッコいいダンス。
流れることなく、止めるところで止まるから、見ていて気持ちがいい。
歌も今回はいい。
スカーレットピンパーネルのときは、トウコ(安蘭けい)に完全に負けていたけど、良くなっていた。(トウコが上手すぎる!)
そしてリカルドの和涼華。
私の友達H子が、研1の時から追っかけている。
彼女が帽子をプレゼントしたいけど、ちょっと諸事情があるのでと頼まれて私が楽屋入り口まで届けたことがある。
今回も感じたけど芝居が上手い。
着々と成長している。
H子が追っかける生徒は必ずトップになる。
今まですでに2人。
好みは違っても、彼女の着眼は間違っていない。
だから、和涼華クンもトップ路線だね、きっと。
ということは、トウコが退団発表しちゃったから、次はこの二人がトップ&二番手?
と思うのはまだ、早すぎるだろうか。
トウコが素晴らしかったから、後はどうなると思っていたけど。
宝塚は奥が深い。
そして、だから(宝塚)ファンをやめられない。
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