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2008年10月14日 (火)

散々な夏休み

別に海に行ったり山に行ったりという計画はなかったけど、今年は今だから明かす(?)散々な夏休みだった。

私は武道館を横に見て、ダラダラ坂を息を切らしながら歩いていく。
今日は日本テレビ恒例の24時間テレビで、人でごった返している道を歩いていく。

暑い、苦しい。
喘ぎながら入り口を入る。
外の明るさとは打って変わって電気の消えた、人のいない待合室。
今までの喧噪が嘘のような静けさ。
名前を呼ばれてある部屋に入る。

「○○さんですね、では今から1時間半、点滴をしますね。」

と看護師さんに言われ椅子に横になる。
実は喘息をこじらせて楽しい週末が病院通いになってしまったのだ。

昨日あらためてピークフロー日誌を見返してみた。
ピークフロー日誌とは、喘息の発作や身体の状態を毎日記録して、治療の参考にするものである。
7月にはもうすでに、咳に加えて胸の苦しさが現れていた。
この胸の苦しさというのがやっかいなもの。

痛みは程度の差こそあれ、経験している人は多いので、わかりやすいと思う。
しかし胸の苦しさは、外見には現れず本人の感覚だけなので、経験者以外の人にはわからない。
風邪をひいて鼻が詰まった時の苦しさとも違う。
風邪の場合は、薬でわりにすぐ、すっーとするし、風邪が治ればそれでおしまい。
喘息の胸の苦しさは、ずーっと胸を圧迫されている感覚が続き、通常の人の呼吸が100%だとすれば、常に80%くらいしか酸素を吸っていないような息苦しさなのだ。
また苦しいからと言って、重責発作が起きているわけでもないので、通常の生活はできる。
仕事もデスクワークには支障がない。
ただ動くと咳がでたり、胸の苦しさがひどくなるので深呼吸をしてみる。
が何の解決にもならない。

そのような状態がずっと続き、8月に入ると常時、胸の苦しさが現れるようになっていた。
またこの頃、仕事が忙しくなってきて、苦しいなどと言ってはいられる状態ではなかった。
8月20日が診察日だったので、とにかくその日まで我慢をすることにした。
しかし連日の猛暑もたたってか、12日頃からは、階段が上れないようになり、座っていても苦しく、また身体もだるくなってきた。
あと1週間の我慢。

ようやく20日になり病院へ。即、点滴となる。
(想定内のこと)
普通、点滴をすれば胸の苦しさや咳は治まるのだが、こじらせてしまったらしく、大して楽にもならない。
本来なら入院して点滴治療をするのがベストなのだが、8月末に校了の本を抱えていたので、取り敢えず内服ステロイド、20mgを5日間、処方してもらった。

翌週、27日に再び診察。
内服ステロイドだけでは発作が治まっていなかった。
このあとさらに、内服を続けるか点滴治療に切り替えるか…。
仕事も一段落したので、次の仕事までの間になんとか、この苦しさをとりたかった。
この日から通院での点滴治療に切り替え、とりあえず29日まで。
というのは私の予定で、医師は土日も計算にいれていたらしく計5日間だった。
土日を使ってできるのは嬉しいことだ。
会社にもその旨了承を得たのだが、外見は健康そうに見えるだけに、理解はしてもらえていないようだ。

「点滴が終わったら飲みに行けるか?」
などと聞かれる始末。

もしかしたら、入院してしまった方がよかったかもしれないと、一瞬思った。

3日間、ステロイド(ソルメドロール40mg)点滴が終わった金曜日。
診察にきた医師が軽く言う。
「土日と月曜日(9月1日)まで点滴を続けて、火曜日に今後のこと相談しましょう」

えぇーー? それでは合計6日間ではないか。
そんなにステロイドを大量に点滴して副作用は大丈夫なのか?
逆らうこともできず、昨日と今日、楽しい週末を病院で過ごすことになったのだ。

家で安静にするからという約束で通院にしてもらったのだが、身体がだるく、動けばやはりまだ苦しい。
外は良い天気なのに情けない。
というよりも、発作を軽く見ていた事への天罰なのかも。

「(病院へ)来てくれなくては何もしてあげられないよ。我慢大会じゃないし。我慢していいことなんか何もない」
温和な医師の語気が珍しく強かった。

明日も点滴に来なければならない。
そして火曜日に診察を受け、今後のことを決めることになっている。

一度起きてしまった発作を鎮めるのは大変なことなのだ。
だから完全に治まるまで点滴を続けるの、それとも………?
副作用の少ない薬らしいが、すでに浮腫がでてきたようで指輪が入らなくなった。
いつも胸が苦しいのが当たり前になっていた。
そのため、発作がひどくなってきても気づかなかった。

しかし今回は、この鈍い私の感覚でも「助けて!」という状態で病院へ行った。
本当にすっきりとなるのだろうか。
すっきりとした感覚が健常の人の普通の呼吸感覚のこと。

これをしっかりと身体に覚え込ませないと、また同じ過ちを繰り返すことになる。
動くことができてしまうので、ついつい悪化させてしまう、という悪循環を断ち切りたい。
早めの受診。
そしてその「早め」とはどの状態を目安にしたらいいのか。
きっとすぐにはわからず、同じようなことをこれからも何回か繰り返すかもしれない。
その繰り返しの頻度が少なくなり、そして繰り返さなくなった時が、ようやく自分の身体の状態を把握することができるのかもしれない。

昨日の豪雨はいったい何だったんだろうというほどの青空。
久しぶりに帰ってきた夏の日曜日。
遡ることたった約2ヶ月前の出来事は、夢の中のことではない。

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